改造人間の開発医師と、それを利用しようとするヤクザの熱い男たちの任侠作品です。
ぶっちゃけると、仮面ライダーのショッカーをリアルにやるとこうなるっていう、「悪の秘密結社ができるまで」みたいな?
本編は悪の秘密結社(以下ショッカー)と、正義の味方(以下ライダー)の戦い
に巻き込まれ、恋人をライダーに殺されてしまった青年(主人公)がライダーに復讐する為にショッカーに加入しのし上がっていくというお話。(未完)
外伝はそのショッカーが出来るまでの経緯、ライダーとショッカーが同じ改造人間を使いながらなぜ、志を別にしているのか?本編に出てくる
幹部たち重要人物がどうしてショッカーに加入しているのか等本編を保管する作品です。
本編に入れると助長過ぎる説明パートを外伝にしたわけですね。まあ、知らなくても本編は楽しめるけど、外伝で掘り下げるとより面白いという正しい外伝の形かも。
作者の高畑京一郎氏は実写映画化されたタイムリープなどでもおなじみの方です。
クリスクロス、タイムリープ、ダブルキャストとギミック満載の小説で
読者を翻弄してきた氏ですが、H2Oはちょっと毛色が違いますね。
まあ、文章自体がうまいので、気にせず楽しく読めるわけですが。
個人的にタイムリープは秀逸。多分もう20回くらい読んだ